マークシート方式の回答用紙をExcelで作りマークシートと手書き文字を読み込んで採点時間を短縮するアプリ・・・

2024.01.28   Release! 

Excelで作るマークシート回答用紙(Vre1.0) ダウンロードはここから

【Book紹介・特徴】

 自作アプリで読み込むための回答用紙を作るExcleBookです。マーカー、マーク部分、配点、観点、自由記述部分などの設定を行います。

【スクリーンショット】

【簡単な使い方】

 サンプルを元にして作成できるようにしたため、説明はかなり難しい。Excelのセルの高さや幅は固定。左上と右下の黒いマーカーやID(学年、組、番号)をマークするためのものは一切変更しない。氏名入力枠も変更しない。
 シート上に赤い文字と青い文字があったらそれはマークの部分と読み取るので選択肢を12・・と数字にしてもAB・・とアルファベットにしても大丈夫。同じ行には赤、青が1セットしか並べられない。言い換えると回答のブロックは縦に2ブロックまでしか対応していない。
 赤や青の文字に対してそのセルの色を使って正解部分の判定と配点の設定をしている。配点はシートの右にサンプルがあるのでそれをコピーすると良い。最高6点までの配点が可能になっている。
 観点別に集計するためにその問題の観点を設定することが可能で、正解のセルの左か右のセルの背景色で観点を決めている。これも右にサンプルがある。
 
 それぞれの問題に対して、正解、配点、観点を色を使って設定している。結構わかり辛い。
 
 自由記述部分の設定はセル結合によって判定している。またその配点はセルの色で判断している。基本的に背景色でセル結合した場合は問題ないが、不用意にセル結を行い背景色を付けると自由記述とみなしてしまうので注意が必要。自由記述部分の観点はそのセルに入力された数字で判断している。

 自由記述はセル結合、背景色、セルの数値で自記述範囲、配点、観点を決めている。自由記述は1枚の回答用紙に30か所までしか設定できません。(そんなに必要ないと判断しました) 

 作成したらシートのコピーを行い背景色などをクリアにしてプリンタで印刷し、輪転機にかけて増し刷りする流れとなる。

Excelで作ったマークシートを読み込んで採点するアプリ ダウンロードはここからMarkReaderV121setupZip.zipを、そしてVer1.30アップデートをここからMarkReader130Update.zipをダウンロード

【ソフト紹介・特徴】

 スキャナで読み込んだ生徒の回答用紙のPDFを読み込み、傾き補正をしてマーク部分を採点するものです。また、第2段階として手書き部分もそれぞれ読み取っているので、それぞれの手書き問題の回答を最大42人分を一度に表示させ、採点を効率的に行えるようになっている。第3段階として採点結果を一人1枚のPDF(パスワード付き)、全員の結果のPDF、集計用のExcelBookの3種類を選択して出力できるようになっている。

【インストールの方法】

 ダウンロードしたZipを展開します。中にはMarkReader.exeとそれ以外に多くのdll、フォルダがあります。それらをexeと同じフォルダに入れておいてください。また、Ver1.30アップデートを先ほどのフォルダに上書きコピーしてください。(将来的に1つのzipで配布する予定) MarkReader.exeを実行します。
 なお、sampleフォルダにサンプルが入っています。

【スクリーンショット】

 

【簡単な?使い方】

 回答用紙作成に使ったExcelBookとスキャナで取り込んだPDFを指定しマーク部採点ボタンを押します。ExcelBookを読み込んで正解の位置や観点など様々な情報を取得します。また、PDFを変換し傾き補正をした後、マーク部の位置やID、氏名、自由記述部の情報を取得します。ここでIDが重複していると警告が出ます。確認して再度スキャナでPDFを作り直すことをお勧めします。
 この段階でExcelBookというラベルが濃い文字に変わります。それをダブルクリックすると回答用紙概要としてマーク部問題数と合計点、記述部問題数と合計点、総計得点、観点毎の最高点が表示されます。閾値を変更してPDFDocumentをダブルクリックすると結果に変化が現れます。記述部採点のボタンが有効になり、<>ボタンで読み取り結果を確認することができます。
 記述部採点ボタンを押すと自由記述問題の最初の問題の回答が最大42人分表示されます。それぞれをクリックすると○×を切り替えられます。また、ダブルクックすると大きく表示されます。左側の<>ボタンで問題を切り替えられます。○ボタンで全員を正解にすることができ、その逆もできますます(強制的に行うのでそれ以前に採点したものは無効になります)。最後の記述問題の採点が終わると、集計ボタンが有効になり右の<>ボタンで結果をプレビューすることができます。
 最後に出力したいものにチェックを付けて出力ボタンを押して終了です。PDFが保存されていたフォルダにPDFファイル名+IDで個人PDFが作成され、PDFファイル名+ALLで一括PDFが作成され、PDFファイル名+_Data.xlsxで集計データが出力されます。
 ExcelBookには「合計・観点別計・PW一覧」「生徒別正誤表」「問題別回答分析」「生徒別回答一覧」の4つのシートが作成されます。

 自由記述の採点を途中で止める必要がある場合は自由記述問題の最後まで>ボタンを押し集計して一旦ExcelBookだけ出力し、もう一度マーク部採点からやり直し、記述部採点切り替わったときに 呼 ボタンを押して保存したExcelbookを指定することで止める前までの結果を呼び出せるようになっています。

 採点を終了したサンプルがこんな感じです。

今回のアプリはC#で作成し PDFSharp、OpenCVSharp、ClosedXMLとPDFiumというパッケージを活用させていだたきました。

http://rebelrider.blog.fc2.com/ でもサポートを受け付けています。

 

 

 

since 2017.8.11

inserted by FC2 system