WebCamDisplay Program
Ver1.56 Release!!  2022.6.18
Page Update  2022.6.18
  by Y.Nakamaru   ブログ開設
 
 
3ステップでUSBカメラ(Webカメラ)の映像をパソコンにフルスクリーンで表示!
 
USBCamDisp.exeは、安価なWEBCam(USBカメラ)とパソコンを組み合わせてOHCにさせるプログラムです。
WEBCameraをパソコンに繋ぎパソコンとプロジェクタを繋いでカメラ映像を投影します。カメラの映像をパソコンの画面いっぱいに表示させると結構きれいに映像を写せます。もちろん光学ズームなどがあるカメラを使えばよいでしょうけれど、何しろ「安く、きれいに簡単に」を目指してみました。
 
 【特徴】
 ☆インストール不要。余計なDLLもいらないので、管理者権限なしで動作。
 ☆カメラを接続、ソフトを起動、ダブルクリックの3ステップでOk。
 ☆上下左右の反転が可能。
 ☆静止画と動画(avi)の保存が可能。
 ☆画質優先と速度優先を選択可能。
 ☆表示の静止が可能。
 ☆静止画の連続保存が可能。
 ☆カメラの設定が可能。
 ☆遅延表示(タイムシフト)が可能。
 ☆起動時パラメータでにいくつかの機能を指定可能
 ☆16:9で表示できるはず・・。

 
最新版
Ver1.56 20220618版  ダウンロードはここから
起動時パラメータでウインドウ表示位置を指定できるようにしました。今までは起動するとメインスクリーンの中央に表示していました。これは、ブログのメッセージでいただいたユーザー様のご要望に応えたものです。また、ダウンロード元を box に試しに変更してみました。リンクをクリックすると、boxのページにジャンプします。右上のDownloadをクリックしてください。
Ver1.55 20220430版  ダウンロードはここから
起動時パラメータでカメラの解像度を指定できるようにしました。-sd -hd -fhd-2k という起動時パラメータを追加しました。今までは起動してからビデオサイズの指定をしていましたが、その手間を省けるようになりました。これは、メールでいただいたユーザー様のご要望に応えたものです。また、ダウンロード元を box に試しに変更してみました。マニュアル等は省略したZIP形式になっています。リンクをクリックすると、boxのページにジャンプします。右上のDownloadをクリックしてください。
 
Ver1.54 20210511版  ダウンロードはここから
起動時パラメータで遅延フレーム数を指定しても有効にならなかったバグの修正を行いました。
 
Ver1.53 20200710版  ダウンロードはここから
今回は利用者さんからの要望で、起動時パラメータにデバイスを指定できるようにしました。USBCamDisp -l -d "Logicool HD WebCam C310" などとすることができます。デバイス名には半角スペースが含まれているので ” ” で囲みます。
 
Ver1.52 20200708版  ダウンロードはここから
ワイド対応のもので起動時の左右反転スイッチ(-L)が無効になっていたものを修正しました。利用者さんからコメントをいただき、気づきました。ありがとうございました。
  
Ver1.51 20200425版 ダウンロードはここから
今回の改定は利用者さんの希望で、カメラの解像度の選択肢を広げました。ビデオサイズにSD(720*480),HD(1280*720),FullHD(1920*1080),2K(2560*1440)を選択できるようにしてみました。自分のノートパソコンについているWebカメラがHDに対応していることがわかり、HDでの動作は確認しました。なお、Ver1.23から使っているVideoLab5.01でうまく動画の保存ができません。動画を保存したい場合はV1.22以前の物を使ってください。
 
Ver1.50 20200423版 ダウンロードはここから
今回の改定は利用者さんの希望で、16:9で表示することができるようにしました。というか、自分の開発環境には16:9のカメラがないので、利用者さんに情報をいただきました。すると16:9のカメラを使うと痩せて見えるという情報をいただき、それなら単純に表示ウインドウの比率を16:9にするメニューを追加すれば・・・ということで、試しに作ったものです。ですので大変申し訳ありませんが、うまく表示できなかった場合はご勘弁ください。
 
Ver1.23 20141103版 ダウンロードはここから
今回の改定は利用者さんの希望で、起動時のパラメータで左右反転を指定できるようにしました。また、今回開発環境を再構築した関係でVideoLab5.01を使いました。
Ver1.22 201300714版 ダウンロードはここから
今回の改定は利用者さんの希望で、タイムシフト(遅延表示)再生を可能にしました。さらに、それも、前回同様起動時のパラメータで指定できるようにしました。遅延時間はフレーム数で指定しますので慣れるのに時間が必要です。
 
Ver1.21 20130608版 ダウンロードはここから
今回の改定は利用者さんの希望で、起動時に引数を与えると、最初からフルスクリーンで起動したり、反転したり、速度優先に出来るようにしました。起動時の引数に -f を付けるとフルスクリーン、-r を付けると上下反転、 -s を付けると速度優先になります。それぞれを組み合わせることも可能です。例えば usbcamdisp -s -f とすれば速度優先のフルスクリーンモードで起動します。
 
Ver1.20 20130209版 ダウンロードはここから
今回の改定でカメラを少しコントロールできるようにしました。これまで、多くの人から明るさなどの調節ができないかという意見をいただいていました。なかなかその実現ができなかったのですが、ようやく出来るようになりました。カメラによってはあまり意味をなさないこともありますが、試してみてください。私は持っていませんがフォーカスやズームをパソコンでコントロールできるカメラならもしかするとそれも可能かもしれません。どなたかおもちの方がいらっしゃれば試してみてください。メニューのビデオ設定>カメラ設定を選択すると、カメラコントロールのダイアログボックスが表示されます。
 
Ver1.19 20130127版 ダウンロードはここから
今回の改定では静止画を連続して保存する機能を追加しました。久しぶりの改定で十分な時間を取らず(案は前からあったのですが作業は一日で済ませたので)バクがあるかもしれません。ぜひレポートしていただけると幸いです。このページの下の方に私宛のメールフォームがあります。ご利用ください。
 
Ver1.18 20120829版 ダウンロードはここから
今回は簡単な操作方法とReadMeを読むことができるようにしました。特にキーボードショートカットは覚えてなければならないので操作性がいま一つだと思いました。右クリックメニューから使い方を表示させることができます。
 
Ver1.17 20120804版 ダウンロードはここから
今回は上下反転した状態で動画を撮影しても撮影された動画が反転されず正しく記録できないバグを修正しました。ただし、反転のフィルタを通した動画撮影で若干遅くなった感じがします。今後の修正で動画撮影時に反転フィルタを通さないという選択肢を設けたいと考えています。なお、このバグはこのソフトの操作方法を紹介している動画(現在、リンク貼り付けについて問合わせ中)で気づいたものです。
 
Ver1.16 20120701版 ダウンロードはここから
今回はブログで要望のあった静止表示機能を追加しました。Ctrl+Cで静止、再度Ctrl+Cで再開します。再開したときに若干時間がかかるのが大きな欠点です。また、静止状態で他の操作をすると動作に問題が出ます。ただし大きなエラーにはなりません。詳しくはReadMe.txtをご覧ください。 C=Capture   S=SaveStill    V=SaveVideo   X=VideoStop と覚えてください。 
 
Ver1.15 20120620版 ダウンロードはここから
今回のバージョンには動画保存機能を追加しました。Ctrl+Vで解像度をVGA(640*480)に落とすという警告が出て、次に進むと動画保存が開始されます。保存を終了するにはCtrl+Xと操作します。ファイル形式はAVIでファイル名は静止画と同じ扱いです。
ダウンロードサイトはこれまでと同様、簡単なドキュメントも同包しました。
まだ、動画の記録についてはまだ完ぺきではないと思います。お試しです。
 
 
Ver1.14 20120602版 ダウンロードはここから
 
Ver1.14a 20120604版 (画像保存を起動時から有効にしたもの)を追加。ダウンロードの際に気を付けてください。
今回のバージョンはWebカメラの映像をJpegかBMPに保存する機能を追加したものです。起動直後はこの機能は有効ではありませんが、有効にするには右クリックし[画像保存]-[有効]を順にクリックします。保存するにはCtrlキーを押しながらSを押します(Ctrl+S、一般的なソフトの上書き保存の操作と同じです)。保存先やファイル名については指定ができません。保存先はUsbCamDisp.exeと同じところ、ファイル名は保存したときの日付と時間を年月日時分秒で自動生成されます。
デフォルトはJpegで保存するようになっていますが、メニューの[画像保存]-[BMP]をクリックするとBMP形式で保存できます。また、[画像保存]-[確認表示あり]をクリックすると、保存と同時にファイル名を確認するポップアップが表示されます。
 
最新(2012/6/10)のusbcamdisp114a.zipからReadMe.txtを同包した。若干の取扱説明や注意などを掲載した。
 
今回のバージョンでZIPの容量が1Mbを超えたためダウンロードが面倒になりました。上記のリンクをクリックするとGooglSiteに飛びます。そこからダウンロードしてください。
 
 
このソフトについて
 
BorlandC++BuilderとVideoLabというライブラリを使ってDirectShowを操っています。
DirectX必須ですが、XP以降のパソコンには初期設定でインストール済みです。
カメラは640x480までの解像度で取り込んでいるので30万画素程度ですが、それでも結構はっきり映ります。
ビデオ信号(ビデオ用の黄色)ケーブルでプロジェクタに繋ぐOHCよりはっきり映ります。
 
特別なランタイムもいらないので、Administrator権限がないユーザーでも利用可能です。
カメラも最近はUVCという規格で瞬間・一発接続(ドライバーレス)できるのでいつでも誰でも使えます。
 
開発初期のもの(20110812版)
Ver1.00 ダウンロードはここから
 
 
メニューバーを取り去り、右クリックによるポップアップメニューを採用
Ver1.01 ダウンロードはここから
 
 
ポップアップメニューを追加 【バージョン情報、最大化、縦横比を保持するしない】
また、ウインドウをダブルクリックすると最大化したり元に戻すという機能を追加。
(残念ながらまだカメラの最高解像度での表示とタイトルバーの消去、デジタルズームなどができません)
 Ver 1.02 2011.9.1版 ダウンロードはここから
 
 
表示を画面いっぱいにすると動きがある場合のタイムラグが大きかった。
カメラの解像度をなるべく有効に活用するために若干の工夫をした。
これらのために、メニューに「ビデオ設定」の項目を追加し、サブメニューに「ビデオフォーマット」の選択とビデオサイズの「固定」「有効」を追加した。
デフォルトではカメラのビデオサイズを有効にして、ビデオフォーマットをYUY2とした。
パソコンのグラフィックやCPUに左右される部分だが、なるべく綺麗にくっきりと表示させたいと思っている。
Ver 1.03 2011.9.3版 ダウンロードはここから
 
 
「ビデオ設定」がちょっとわずらわしかったので、「画質優先」と「速度優先」で簡単に選択できるようにした。
また、アイコンを変更し、さらにバージョン情報にVideoLab4.5を使っていることを明記した。
Ver 1.04 2011.9.10版 ダウンロードはここから
 
 
「フルスクリーンモード」を追加しました。VLCというMedia Playerで調べたところ、もっと綺麗に映ることが判明。
まだ課題は多いと感じた。
Ver1.05 2011.9.12版 ダウンロードはここから
 
「ビデオ設定」の中にある「ビデオサイズ固定」にVGA,SVGA,SXGA,UXGAという選択肢を設けた。これで画質調整が細かくできるようになった。ただし、200万画素のカメラまで。UXGAは1600*1200、それ以上・・・300万画素や500万画素・・・のカメラは今回テストできていない。
 Ver1.06 2011.10.15版 ダウンロードはここから
 
「ビデオ」の上下反転に成功。メニューに追加。ただし、若干動作がおかしいのでこれからさらに確認をする予定。今回は暫定版と呼ぶことにしようと考えているが、このままになるかも・・・・・。
Ver1.07 20111212版 Ver1.07はダウンロードできないようにしました。(誤ってダウンロードする人が多そうなので) どうしても必要な場合は下のフォームを使ってメールにてお知らせください。
 
 
「ビデオ」の上下反転の速度を改善。Ver1.07では数値指定の回転をする機能を使っていたため、とても重くて、PentiumとCeleronの違いがわかるほどだったし、CPUの負荷もかなりのものだった。今回はミラーの機能を使ったので、かなり軽くなったと思われる。同じライブラリにあったのだが、ミラーに気付かなかった・・・。
 Ver1.08 20111224版 ダウンロードはFC2のサイトからできるようになったのでここから
 
ダブルクリック時の動作を変更。一般的に動画などを再生するソフト(MediaPlayerなど)が表示部分をダブルクリックするとフルスクリーンで表示されるので、それに合わせてダブルクリックでフルスクリーン表示としました。
自分の職場で使っているときに殆どの場合タイトルバーが表示されていました。これは、いかに皆がダブルクリックで最大化しているかという簡単な動作の表れかと思います。右クリックメニューは使いにくいのかな??
今回の改定でVer1.10としました。
Ver1.10 20120222版 ダウンロードはここから
 
ウインドウを常に前面に表示させる機能があると・・・・という声にお応えしました。これに合わせて右クリックのポップアップメニューを若干変更しました。フルスクリーンではあまり意味を持ちませんが、ウインドウで表示させていたときブラウザなどを起動するとカメラ画像が見えなくならないようになるとのことです。
なお、露出調整について何度かトライしてみたのですが、うまくいきません。カメラの調整用ダイアログを表示させられるようにもう少し頑張ってみますが・・・・・。
Ver1.11 20120311版 ダウンロードはここから
 
Windows7の拡張デスクトップでウインドウが消えてしまうという連絡をいただきました。自分のWindows7(自作パソコン)ではその症状が出なかったのですが、何しろ古いパソコンなので最新のものだと症状が出るのかもしれません。もともと起動時やフルスクリーンから戻した時にデスクトップのセンターに表示させるように作っていましたので、それをスクリーンのセンターに変更してみました。
同じような不具合が出ている方はこちらを試してみてください。
連絡をいただいた方からこの修正版で正しく表示されたという連絡が入りました。連絡ありがとうございました。
Ver1.12 20120407版 ダウンロードはここから
 
メールで「上下左右反転だけでなく、左右反転だけをするようにできませんか」という問い合わせをいただいた。早速プログラムを確認し、ライブラリのプロパティの変更をプログラミングした。最初、家内のノートパソコンについていたカメラで確認したところ、上下の反転と左右の反転を間違えてしまっていたが、それを修正し出来上がった。左右を反転するとまるで鏡のように動作する。希望を書き込んでいただいた方の使い方が興味深いところだ。
今回の機能はあまり使われるものとは思わなかったので、申し訳なかったが「ビデオ設定」のサブメニュー「反転」に「なし」「左右」「上下」「上下左右」という選択肢をつけることで実装した。
Ver1.13 20120416版 ダウンロードはここから
 
Ver1.14 20120602版 ダウンロードはここから

2012/5/20
現在、UCAM-DLY300TAを使って色々とテストをしています。なかなかうまくいかないのが現状。 VideoLabのバージョンが上がっていたけれどMJPG対応がされていなかった。他のライブラリを探さないとこれ以上良くならないかもしれない。

 
取扱説明書簡易版(詳細版は存在しないけれど)を作りました。
Ver1.06用ダウンロードはここから
Ver1.05用ダウンロードはここから
  
皆さんが使ってみた感想などをぜひお寄せください。
 
このプログラムなどに関するブログを開設しました。
   ブログへはここをクリックしてください
ブログのコメントを使っても私との連絡が取れます。
 
最近というか、WindowsXPのサポート切れに伴いUbuntuを使うようになった。このソフトと同じようなものを探してみたらGTK+UVCVideoViewerというのを発見。さすがLinuxの世界。
自分でもプログラム言語を勉強しようと思ったが、Builderに慣れてしまうとなかなか他のものに手が出ない。Qtを使って開発の勉強中。(2014/08/19)
 
また、下のフォームを利用しても私にメールが届きます。また、取扱説明書(Ver1.06)にもアドレスが書かれていますので、ご利用ください。
皆さんの声がバージョンアップの糧になります。簡単な使用レポートでも結構ですので、よろしくお願いします。 
 

 

 

 これまでのお問い合わせ・・・・・

2017/8/14の問い合わせ
>卓球部の指導をしています。遅延再生を古いパソコンでできたらと思って調べました。WindowsXPですが、カメラもあるので自分の動作をすぐに見れたらいいなと思っていました。子どもたちでもできたらいいなと思っています。

絡ありがとうございます。
遅延再生は古いパソコンでも問題ないのですが、遅延時間分の動画データーをメモリ上に蓄える関係でメモリが少ない状態で遅延時間を長く設定した時にエラーを起こします。自分のマシンはWin7_32Bitで4Gのメモリを載せていますが、200フレームで40秒くらいは遅延させても問題ありませんでした。
卓球では周りが暗い場合が多く、動きが早いのでカメラの性能によってはきちんと見えないかもしれません。
挑戦してみてください。
出来れば使用レポートもよろしくお願いします。

2012/1/20の問い合わせ
> ソフト開発ありがとうございます。
> 授業でぜひ使用したいのですが
> フルHD出力は対応していないのでしょうか?
> 最近のロジクールWebカムC615で出力すると、
> C910より画像が極端に汚いです。
> 資料の細かい文字が映らないで困っています。
> どうしたらよいでしょうか???

現在開発者である私がフルHDを出力するカメラを持っていないので確認できませんが、アスペクト比が16:9でカメラから出力されているのかも知れません。暫くしたらカメラを購入しフルHDやHDモードもテストしてみたいと思います。C615で3:4の出力が可能なら試してみてください。
また、現在C615とこのソフトをお使いの方でうまくいっている例がありましたら、ぜひお知らせください。

2012/5/20 追加

FullHDが出力可能なELECOM UCAM-DLY300TAを使ってみました。やはりHDで出力させようとするとうまくいきません。UCAM-DLY300TAはFullHDで出力するときにMJPGフォーマットに変わるようです。使っているライブラリがMJPGに対応していないため、うまく映りません。UCAM-DLY300TAはFullHDの時だけMJPGで、それ以外(2048*1536)ではYUY2で出力されます。

ご指摘の画像が極端に汚いのは640*400かそれ以下で出力されるものと思われます。

 

ReadMe.txt

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    【 ソフト名 】USBCamDisp Ver1.56
    【 対応OS 】WindowsXP Windows7 Windows10 Windows11
    【 種  別 】フリーウェア
    【 製 作 者 】中丸好章
    【公式サイト】http://rebelrider.web.fc2.com/software/
    【参考サイト】http://rebelrider.web.fc2.com/webcamohcproject/
    【 メ ー ル 】nakamaru @ a2.mbn.or.jp

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1.はじめに

 パソコンに接続した安価なWEBカメラ(USBカメラ)の映像をパソコンのウインドウ全体に表示させることができるソフトです。パソコンとWEBカメラとプロジェクタを組み合わせて実物投影機にするプログラムです。
何しろ「安く、きれいに簡単に」を目指しました。

【特徴】
☆インストール不要。余計なDLLもいらないので、管理者権限なしで動作。
☆カメラを接続、ソフトを起動、ダブルクリックの3ステップでOk。
☆上下左右の反転が可能。
☆静止画と動画(avi)の保存が可能。
☆画質優先と速度優先を選択可能。
☆表示の静止が可能。
☆静止画の連続保存が可能。
☆カメラの設定が可能。
☆遅延表示(タイムシフト)が可能。


2.インストールとアンインストール

 ダウンロードしたUSBCamDisp****.zip(****はバージョン番号)にあるUSBCamDisp.exeを任意のフォルダにコピーします。

 アンインストールはコピーしたものを削除するだけです。レジストリなどへの書き込みは一切行っていません。

3.基本操作(3Step)

 Step1
まず、Webカメラをパソコンに接続します。はじめて接続したときは「新しいハードウエアが見つかりました」というメッセージが出て、「使用の準備ができました」と表示されるまで待ちます。

 Step2
次にUSBCamDisp.exeをダブルクリックします。これでカメラの映像が表示されます。

 Step3
表示された映像をダブルクリックしてフルスクリーンで表示させます。

4.静止画の保存

 表示中にCtrl+S(コントロールキーを押しながらSキーを押す)と操作すると静止画としてjpg形式で保存します。保存先はUSBCamDisp.exeと同じフォルダで、ファイル名は「年月日時分秒」の数字です。簡単にさせるため保存先などを予め設定するような機能はありません。
メニューで保存形式をBMPにすることはできます。
また、静止画の連続撮影ができます。表示中にCtrl+Fと操作するとダイアログが表示されます。撮影の間隔を入力し撮影開始とすれば連続して静止画の保存ができます。
5.動画の保存

 表示中にCtrl+V(コントロールキーを押しながらVキーを押す)と操作すると解像度を下げるという警告のメッセージが出ます。ここでエンターキーまたはOkをクリックすると動画の保存が始まります。動画保存中はNowRecordingのメッセージが表示されています。
Ctrl+X(コントロールキーを押しながらXキーを押す)と操作すると動画の保存が終了します。動画はAVI形式で保存します。保存先はUSBCamDisp.exeと同じフォルダで、ファイル名は「年月日時分秒」の数字です。
簡単にさせるため保存先などを予め設定するような機能はありません。

6.表示画面の静止

 表示中にCtrl+C(コントロールキーを押しながらCキーを押す)と操作すると表示を静止させることができます。もう一度Ctrl+Cと操作すると元に戻ります。
この機能の欠点で、元に戻した時、表示に若干時間がかかります。また、静止中に他の操作をすると、問題が起きます。
例えば静止中にCtrl+Sで静止画を撮ろうとしても保存されるのは表示を再開したときの状態になります。どうしてもという場合は静止画を保存してから静止させてください。

7.その他の操作

 基本的に画面上で右クリックするとメニューが表示されます。それに従います。

【上下反転】 カメラの向きが逆さまのときに使います。
(カメラを回しても良いのですが、出来ないときは役立ちます)

【常に手前に表示する】何があろうと手前に表示させたいときに使います。

【速度優先】高画質でフレームレートが低い場合、動きが鈍くなるので、
画質を落とし反応を速めて動きを見せるときに使います。

【ビデオ設定】カメラの設定ができます。明るさやホワイトバランスなどです。
特に使わないのですが、サブメニューの中の【反転】の中に
左右反転などがあります。これで鏡のように映ります。
タイムシフト(遅延再生)という項目を追加。遅延時間は
フレーム単位で指定。

【画像保存】基本的にはJpgで保存しますが、サブメニューにある【BMP】を
選ぶとBMPで保存できます。また、サブメニューの
【確認表示あり】で保存したときにファイル名を表示します。

【終了】プログラムを終了します。

【起動時引数】UsbCamDisp.exeに対して次の引数を与えることができます。
-f フルスクリーンで起動
-r 上下反転して起動
-L 左右反転して起動
-s 速度優先で起動
-t タイムシフト(遅延再生
-d "Video device name" でビデオデバイスを指定できるようにした。
  ただし、ビデオデバイス名には半角スペースが含まれることが多いのでダブルコーテーションで囲む必要がある。
-t nnn nnnフレーム遅-t タイムシフト(遅延再生)で起動。初期設定は30フレーム。
-sd -hd -fhd -2k でそれぞれのカメラの解像度を使って起動できるようにしました。
-hp nn 表示位置の指定(HorizontalPosition) セカンドディスプレイに直接表示したい場合の対応

8.使用上の注意

 カメラを接続した直後でデバイスの準備ができていないときにプログラムを起動したり、カメラを接続していない状態でプログラムを起動すると、ウインドウが真っ白になります。そのようなときはプログラムを終了しカメラの準備ができてから再度起動するか、メニューの【ビデオデバイスの選択】から接続しているカメラデバイスを選んでください。

 一部Full-HDやHDのWebカメラでは転送形式がmjpgのため綺麗に映りません。
これは、使っているライブラリの問題で作者としてはどうにもなりませんでした。

 静止画保存において保存先であるUSBCamDisp.exeの起動場所がCD-ROMなどのように保存できない場所の場合はエラーとなりますが、特別エラー処理をしていません。CD-ROMなどから起動した場合は静止画の保存はしないでください。


9.更新履歴

Ver1.00 2011/08/11 初版公開
Ver1.01 2011/08/12 ポップアップっメニューに変更
Ver1.02 2011/09/01 ウインドウの最大化等の機能追加
Ver1.03 2011/09/03 メニューにビデオ設定項目を追加
Ver1.04 2011/09/10 画質優先、速度優先を追加
Ver1.05 2011/09/12 フルスクリーンモードを追加
Ver1.06 2011/10/15 ビデオ設定にUXGAなどの選択肢を追加
Ver1.07 2011/12/12 上下反転を追加、しかし速度が遅く・・・・
Ver1.08 2011/12/24 上下反転の速度を改善
Ver1.10 2012/02/22 ダブルクリックでフルスクリーンになるように変更
Ver1.11 2012/03/11 ウインドウを常に前面という機能の追加
Ver1.12 2012/04/07 Windows7拡張デスクトップでの表示エラーの修正
Ver1.13 2012/04/16 左右反転などの機能の追加
Ver1.14 2012/06/02 静止画保存機能の追加
Ver1.14a 2012/06/04 静止画保存機能を常に有効にした
Ver1.15 2012/06/20 動画保存機能の追加
Ver1.16 2012/07/01 静止表示機能の追加
Ver1.17 2012/08/04 動画撮影時でも上下反転を有効にした
Ver1.18 2012/08/29 簡単な使い方とReadMeを表示できるようにした
Ver1.19 2013/01/27 静止画の連続撮影ができるようにした
Ver1.20 2013/02/09 カメラの明るさなどの設定ができるようにした
Ver1.21 2013/06/08 起動時引数で全画面、上下反転、速度優先を指定可能にした。
Ver1.22Z 2013/07/10 遅延再生機能を追加したが、暫定版。
Ver1.22 2013/07/14 遅延再生機能を追加。
Ver1.23 2014/11/03 起動時引数で左右反転を追加した。
Ver1.50 2020/04/10 16:9に対応した。
Ver1.51 2020/04/25 ビデオサイズにSD'720*480),HD(1280*720),FullHD(1920*1080),2K(2560*1440)を追加した。
Ver1.52 2020/07/08 左右反転の起動スイッチ(-L)が無効になっていたバグの修正。
Ver1.53 2020/07/10 起動時にビデオデバイスを指定できるようにした。
Ver1.54 2021/05/11 起動時にタイムシフトを指定できなかったバグ修正。
Ver1.55 2022/04/22 起動時にSD,HD,FHD,2Kなどカメラ解像度を指定できるようにした。
Ver1.56 2022/06/18 起動時に横方向のウインドウ表示位置を指定できるようにした。


10.使用条件

 このソフトの著作権は中丸好章が所有(一部ライブラリを除く)します。
再配布についてはご一報ください。また、売買、改変、逆アセンブルなどはできません。

 使用にあたってライセンス登録などは一切不要です。無償でご使用ください。

 使用した結果、使用者に直接的、間接的に発生するいかなる損害について作者は一切責任を負いません。

 ソフトが正常に動作しない場合、お使いのPC,カメラ,OSなどの情報を出来るだけ詳しくお知らせください。

 使用した感想、ご意見、ご要望などをぜひお寄せください。

 このソフトの雑誌やWEBサイトなどでの紹介については必ずご一報ください。
また、公式サイトへのリンクは無条件で許諾いたしますが、今後、容量の関係で、他のサイトに移動する可能性もあります。ご注意ください。

 このReadMe.txtと公式サイトの情報が異なる場合は、公式サイト側を優先いたします。

 

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